未だに強く覚えてるお客さんたち
カテゴリー:良客・クソ客
私にとってはいつもの仕事でも、お客さんにとっては大切な一回。それは肝に銘じながらお仕事していたつもりですが、1日に4人も5人も会う生活を続けているとどうしても全ての方を細かく覚えることはできません。
なので今でも思い出せるお客さんというのは、色々な意味でインパクトが強かった方です。たくさん通ってくれた人、店外デートした人、清潔感のない人、プレゼントや差し入れが独特だった人、愛人契約を申し込んできた人・・・。
逆に風俗でいう「普通のお客さん」は、これらが曖昧な人です。そこまで定期的に通わない人、非常にさっぱりと遊ぶ人、短いコースやフリーで遊ぶ人・・・。要は風俗が生活の一部になっていない人は、インパクトと言う点では薄かったのかも。
私が未だにたまに思い出す、個性的・良客の方々。もしあなたにオキニ嬢がいて覚えてもらいたいときに使えるヒントがあるかもしれません。
珍しい週2指名の常連さん
週に一度必ず指名してくれる優しいお客さんは何人かいましたけど、週2となるとなかなか珍しいものなのです。性格が明るめの身なりの整った40代前半くらいの男性で、デリヘル嬢時代に毎回同じ綺麗なラブホテルに呼んでくれたのを覚えています。
なぜ覚えているのか、単純に指名回数が多かったのと、あと一つ「本番交渉するのにさっぱり身を引く」ところでした。決して長い付き合いではなかったんですが、短い期間の間は平日1日と土日のどちらか1日呼んでくれていました。
プレイの終盤に、入れさせて!お願い!と毎回本番交渉を仕掛けてくるんですが、毎回私はダ〜メ!と断ってまして。そのたびに「あ〜ダメか〜」と言いながら私の上からどいてベッドに寝ころび素直にフェラさせてくれるんですよ(笑)
本番交渉はしてはいけないことというのは大前提だけど、もしかしたらがあるかもというお客さん側の気持ちも分かる。だから、こんな風に断ったら一発で分かった!と離れられる人は紳士と呼んでもいいのではと個人的には感じました。
期間は1ヵ月半くらいだったかな、とても短い間でしたが今でもしっかり覚えているお客さんですね。
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私もほぼ毎日(笑)参加していますが、男性にとってはためになるコトばかりだと思いますよ〜!
高級外車の若いお客さん
風俗では若いお客さんの割合が低めなのですが、それだけでは強く覚えるきっかけにはなりません。見た目30代前半くらいの童顔の男性ですが、とても若く見えるけど実は40代、はあり得る感じのお顔立ちです。
プレイは淡々としており、基本の流れにそったプレイでインパクトは正直全くありませんでした。表情があまり変わらず考えが読めない不思議系で、エロ男爵が好きなアリサとしては無難に終わったかなという感じで(ゴメンナサイ)。
しかしプレイ後に「店の外で会えない?」と無表情で言われ、一瞬あっけに取られていると「同じ金額渡しても店に半分取られちゃうんでしょ?だったら直接のほうが良くない?」とそこそこの正論を述べられました(笑)本当に真意が分からず警戒してしまいましたが、私も若気の至りと正論のセットでついOKしてしまい・・・。
後日オフの日に待ち合わせ場所で待っていると、高級外車が隣に付きました。運転席を見ると、例のお客さん。お金持ちだ!とついテンションが上がってしまいました。あ、お金にじゃないですよ。風俗嬢やってるとこういう普段出会わない人にも出会うんだな、と思って、これからどうなるんだろうとドキドキしたのです。
その日は3時間くらいラブホテルで過ごし、プレイの時には見せないちょっとアブノーマルな一面も見られました。お給料的には3時間分と考ると店を通しても通さなくても同じくらいでしたけど(これが狙いだったのかなぁ)、刺激的な経験ができたので良かったとしています。
賞味期限切れのお菓子をくれる人
今でも近くを通ると思い出す、同じマンションに週一で呼んでくれていた40代後半くらいのお客さん。こういっては何ですが、ザ・独身男の一人暮らしといった感じで、あまり人を招くこともなさそうな雰囲気でした(結構ヒドイこと言ってる?)。
このお客さんは、出来る限り私を歓迎しようとお菓子や飲み物を用意してくれるのですが、それが少し的外れなのです。一番インパクトがあったのは、開封済みで1/3くらい中身が残っている大袋のチョコレートをハイと渡されたのですが、念のためと気付かれないように賞味期限を見たところ2か月前。
んん〜と思いつつ、ありがとうございます!とバッグに詰め込むと、アレ?食べないの?と。今はプレイ前ですし後でいただきますよ、と言うと満足そうに踵を返し、今度は開封済みのペットボトルの緑茶をプラスチックのコップに入れて渡してきました。
ひ〜っ!さすがに・・・と思い「プレイ始めないとお店から怒られちゃうから後で!」とプレイに気を向かせ、プレイ後は忘れたフリしてそのまま足早に出てきちゃいました。これがあったのは複数回の中で一回だけでした。
お客さんは良かれと思ってくれたのかもしれませんが、賞味期限が切れているものを出す時点で、故意にしろ天然にしろどちらにしろ変わっている人であることは確かです。現役時代は今よりも危機管理能力が薄かったけれど、本能で回避できたのでしょう(笑)
いくら風俗嬢に覚えてもらえるといっても、この覚えられ方は絶対やめましょう!
ドーナツ土産に愛人契約のおじ様
ソープ嬢時代、一番インパクトがあったのが60〜70代と思わしき「ドーナツ伯爵」です。お部屋まで案内すると、某有名ドーナツ店の10個入り手提げ箱をスッと渡されました。え、いただけるんですか?と言うと、皆で食べてくれ、と嬉しいお言葉。そこまでは良かったんですが、プレイに入ってしばらくすると「お前愛人にしてやってもいいぞ」とおっしゃいます。え?と尋ねると、「月10万円やるからやめて愛人にならんか?」と。当時はまだ20代になったばかりで、人並みにお金にも興味があるお年頃。月10万円に少し心が揺らぎましたが、10万ぽっちで知らないおじ様の相手をどのくらいさせられるのだろう・・・と冷静な自分も現れまして、話をなんとか流しながらお帰ししました。あとから考えても、何もせず月10万円なわけは絶対ありませんし、何よりも恐怖ですよね。一応風俗歴が長い私もいつか一般社会に戻るつもりではいましたから、そのときになるべく後悔を残さないような働き方をしようと心がけていました。風俗では色々な男性がいるなと思っていましたが、実は出会わないだけで色んなところに色んな人がいるだけなのかもしれません。特に60代、70代の男性と肌を交える機会なんてありませんから、一際インパクトがありました。愛人のお話は後にも先にもコレだけ。そもそも愛人というワードが出てくるおじ様世代が少ないですからね。